◇脳波の歴史
1) フランクリンによる避雷針の発明 1740年
2) ガルバニーのカエルの実験:(動物電気の発見)1780年
3) ボルタ型電池の発明:1800年
4) ギャッサー、エルランガー、ビショップによる陰極線オシロスコープ 1920年代初頭
5) 動物の脳波 (Caton 英1875): 生きている動物の脳から電気活動を初めて記録した
6) ヒトの脳波の発見 (Berger, H. 独 1924, Adrian 英1934)
ベルガーがヒトの脳波を発見した当初、多くの研究者はその現象の存在を信じなかった。やがて、ノーベル賞受賞学者のエイドリアンが脳波を再発見するまでに10年ほどの時間が必要であった。
脳波は一定の繰り返しリズムを持った電気現象であるので、それぞれの脳波の周波数(1秒間の繰り返し回数、単位:Hz)を決めることができる、その周波数にもとづいて基本的に以下のように脳波を分類することができる。
周波数:0.5 〜 4 Hz .... デルター波
周波数: 4 〜 8 Hz .... シーター波
周波数: 8 〜 13 Hz .... アルファ波
周波数: 13 〜 25 Hz .... ベーター波
このうち、アルファ波は基本波とも呼ばれ、アルファ波より周波数の高い波は速波、遅い波は徐波と呼ばれる。アルファ波の周波数はヒトにより異なる。また、発達の初期では周波数が低く、成長にともなって増大してくる。
アルファ波は安静、覚醒、閉眼時により良く現われるため、アルファ波の出現をリラックス状態の指標として考えることが多い。
ベーター波は思考中、あるいは開眼時により良く現われる。
シーター波はウトウト状態の傾睡眠時に著明に現われ、睡眠状態が深くなると、やがてデルター波が現われてくる。
これら、正常人でみられる脳波の他に、てんかん等の場合には、特徴ある脳波波形が記録される。
Stage 1:α波の出現は記録ぺ一ジの50%未満に減少(8Hz未満の比較的低電位波が出現).
Stage 2:紡錘波あるいは、K‐complexが出現.
Stage 3:2Hz 以下で75μV以上のδ波が記録ページの20〜50%を占める.
Stage 3:上記δ波が記録ページの50%以上に出現.
Stage REM:比較的低電圧でStage lと類似した脳波パターン.急速眼球運動の出現、抗重力筋の筋電図の消失が認められる.
◇脳の電気活動の分類
1) 直流電位 ... 生体は約1mV の電位差を持っている。
2) 緩電位変動 ... 直流電位にのって、緩やかな時間経過で変化する電位が存在する。この電位は随意運動の開始前から変化することが知れれている。
3)脳波 ... 緩電位にのって脳波が変化している。
4)感覚刺激に対する誘発電位 ... 光、音といった感覚刺激を提示すると、それぞれの情報処理に関連した脳部位が活動する。この活動によって引き起こされる電位変化は脳波にのって記録される。
その他の生体電気活動として、以下のようなものがある。
1) 心電図
2) 筋電図
3) 眼球運動
4) 皮膚電気活動
◇脳波賦活法の分類
脳波賦活法として、以下の方法があげられる。
1) 睡眠賦活
2) 光駆動 (閃光駆動)
3) 過呼吸
4) 薬物投与
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